2012年10月23日火曜日

076.ハチ事件に関する報告の件【育児休業13日目】

ハチから刺された肉体的なダメージと、息子が元気に回復しつつある姿を見て、精神的なダメージからもすこしづつ回復しつつある、いいちゃんです。


ハチにさされてから2日経ち、ようやくブログを書く気力がわいてきました。


まだ刺された首と頭には違和感が残っていますが、痛みはなく、なによりも息子が元気になってくれたことが自分の気持ちを前向きにさせてくれています。


今回はやや長く、まとまりのない感じですが、ハチにさされた出来事を思い出しながら、ブログに書き起こしてみました。


昨日、息子から「パパが悪いんじゃなくて、ハチさんがわるかったんや、しばらく山に行くのは止めて、冬になったらまた山に行こう、雪だるまをつくろう」と言ってもらい、気持ちが少し和らぎました。


たぶん、ママから言われたことをそのままパパに言ってくれたんだと思います…。


妻にも感謝です…。


あっ、ブログ再開します♪

自分への戒めのための息子の一枚。頭部を2針縫った後、疲れてねむっています…。




今回、私たち親子が襲われた場所は、下記のマップのポイント付近です。


正確な位置はわからないのであしからず…。


九州横断道路から50mほど山に入り込んだところでしょうか…。


道路に近かったことは、不幸中の幸いでした…。


より大きな地図で いいちゃんマップ を表示


先週日曜日は天気が良かったっため、前々から行きたいと思っていた息子との山登りを思いつきました。


私は昼ごはん時に、「ご飯をサッサ食べて、扇山(大平山)にハイキングに行こう!」と息子を誘いました。


私自身は扇山に登った経験はなかったのだけど、

・大学時代にアウトドア系サークル(「探検部」です)に所属し、山登りが身近だったこと
・扇山は家の近くでいつも目にしており、裏山的感覚であったこと、また高い山ではないこと
・「大分県の山」という登山ガイドブックを持っており、扇山の登山ルートが紹介されていたこと

などから、登るのはそんなに難しくないだろう、息子と初めて登る山にはちょうどよいだろうと考えていました。


さて昼食後、ハイキングのために着替え、水筒、おやつ、虫かご等を準備し、初の親子登山を前に記念写真をパチリッ、いざ出発!

ここまでは順調でした…。

出発前の記念写真

車を登山入口の扇山橋付近(別府IC付近)の空き地に停め、ガイドブックにしたがい、境川の右岸沿いの道を歩き始めました。


すでにこの入口付近から草が生い茂っており、あまり整備されていない雰囲気をかもしだしていましたが、とりあえず進むことにしました。


5分ばかり進むと堤防らしきところに着きました。ガイドブックにも堤防のことが載っており、周辺に登山口があるとの記載でしたので、周辺を見回しましたがそれらしきものは見当たらず、藪だらけの状況でした…。


そのうち、赤いペンキが塗られた石柱が立っているのを発見、これが登山ルートを示す標識かな~と考えながら、そちら方面に藪漕ぎしながら進みました。


今、考えるとそれは登山ルートの標識ではなく、隣にある自衛隊の敷地の境界を示す標識だったんじゃないかと思うのですが、その際は気が付かず…。


そちら方面に林の中を2,3分藪漕ぎすると、鉄棒や渡り棒や落とし穴等のおそらく自衛隊員の野戦訓練用の訓練場所に出てしまいました。


そしてその50mほど先には、自衛隊の建物や駐車場なども見えたため、「完全に道をそれてしまったな~」と気が付き、「また元の境川沿いまで戻らなきゃ」と思い直しました。


そして息子に状況を説明し、手を引いて林の中に戻ろうとしたその時、事件が起こってしまいました!


突然、息子が「痛い!」といって泣き出し、始めました。


私が何が起こったんだろうと振り返って息子を見ようとしたとき、「ブーン」という大きな羽音が聞こえました。


その瞬間、私は「ハチだ」とわかり、すぐに息子を抱きかかえ、手で振り払いながら林の中を逃げました。


しかし、しばらくハチはまとわりつくようにブンブン羽音を出しながら追いかけてきて、その間、私も首と頭を2か所ほど刺されてしまいました。(その間、10~15秒くらいかな?)


しかも逃げている途中、足を滑らせてこけてしまい、その際に抱きかかえていた息子の頭を石にぶつけ、その結果、2針ほど縫う怪我をさせてしまいました…。


結局、林の中から自衛隊の野戦訓練施設のところに戻り、ハチの攻撃から逃れることができましたが、息子の頭から血は出ているし、自分も逃げている途中にメガネを落としてしまっており、周りがよく見えないという状況に…。


とりあえず、携帯で自宅にいる妻に電話して状況を伝え、急いで自衛隊施設入口まで迎えに来てもらうことにし、そのまま息子を抱きかかえ、自衛隊の駐車場に出て、九州横断道路までたどり着くことが出来ました。


その後、迎えに来てくれた妻の車で、休日当番の小児科と、その小児科に紹介された外科の病院に向かい、息子はすぐに頭を2針縫う処置を受けました。


息子にとって初めての大けがとなりました…。


頭を2針縫うときに泣く息子の声を聞き、父親として危機管理意識が低かったことを大変なさけなく、そして息子に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました…。


また、出産後2週も経たない妻に色々と負担をかけてしまったことも申し訳なく思っています。


妻の負担を軽減するために育休を取っているのに…。


そして、妻が迎えに来てくれている間、赤ちゃんの抱っこしてくれていたお隣に住むフクヤマさん、ちょうどその日の夕方、遊びに来る予定だった両親にも、色々と手助けしてもらい、感謝しています。


今回のことは、自分の行動が子ども目線ではなく大人目線であり、なんとかなるだろうという過信や自然には危険が付きものということを忘れていたことが引き起こしてしまったと思っています。


育児に関わることは楽しいだけじゃなく、その分、「子どもの身を守る責任」がついてくることを身をもって実感させられた体験となりました。


また、自分の子どもには自然の中での経験をたくさんしてほしいと思っていますが、今回のことは自然は楽しいだけじゃなく、危険でもあることを思い出させてくれました。


なお痛む首と筋肉痛の太ももをさすりながら、「今回の経験を教訓にしながらパパライフに邁進していこう」と決意をあらたにしています、笑。


P.S.
 その日のうちにコンタクトレンズをつけ、落としたメガネと帽子を探しに行ってみたのですが、やっぱり見つからず…。

 恐る恐るハチにはじめに刺された場所付近を見に行ったところ、ブンブンと大きなオレンジ色のハチが飛び交っていました…これはスズメバチだ…。

 どうも地面付近に巣があるようで、私たちは巣の真横を通ってしまったんだとその時知りました。

 スズメバチにさされると、「急性アレルギー反応(アナフィラキシーショック)」を起こす可能性があり、1回目に起こらなくても2回目以降その可能性が高まり、その結果死に至ることもあるようです。

 ちょうど秋口が一番、狂暴になるようです…。

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